ノーコードツールBubbleを使った事例

近年注目を集めるノーコードツールの先駆けとなった「Bubble」は特に知名度が高く、世界でも最も多くの利用者がいるノーコードツールの一つです。日本ではまだまだ事例が少ないですが、海外ではBubble利用者たちのサクセスストーリーが多くあります。

今回はBubbleを利用して開発されたアプリの中から、特に注目されている4つのアプリを紹介したいと思います。

Marlow

Marlow

コーチングを受けたい人とコーチのマッチングサイトです。サブスクリプション機能も充実しています。使い方は簡単で、コーチングを受けたい人がコーチを探し、コーチ側が了承するとやりとりをすることができます。

シンプルなUIですが、その分使い方がわかりやすく、すでに資金調達まで行っている驚きのサービスです。

開発者の記事によると、アイデアが浮かんでから2か月弱で開発して有料プランの提供も開始し、有料会員を集めることに成功したそうで、ノーコードツール利用ならではの開発スピードを生かした良い事例となっています。

決済サブスクリプション導入は、通常の開発だと難しく感じがちですが、bubbleではstripeと簡単に連携できるプラグインが充実しており、簡単に導入することができます。

こうしたマッチングサイトは、これまで通りコーディングでアプリ開発をすると、細かいデータベース設計や、マッチングの有無をどのように判定するかなど、機能面の開発だけでも数ヶ月かかることが考えられますが、Marlowではbubbleを使ったことで2ヶ月という驚きの速度で開発されました。

Qoins

Qoins

借金返済を管理するアプリです。

この事業はリリースから2年で75万ドルの資金調達を行っています。ノーコードで作られたアプリで資金調達までするとは驚きですが、世界にはまだまだ多くの事例があります。

webアプリはBubbleで作成していますが、当初ネイティブアプリ化はDropsourceというサービスで作られていました。ただ、創業者がbubbleを使ってのネイティブアプリ化に力を入れていたことから、専用のプラグインを開発して、現在はそのプラグインを用いてネイティブアプリ化されています。

こちらの記事でも書いたことなのですが、通常bubbleではネイティブアプリ化は難しいです。ただ、この創業者のようにプラグインを開発して機能を増やすということができるのもbubbleの魅力の一つです。

非エンジニアのみが使うツールではなく、エンジニアが使ってもメリットのあるサービスであるということですね。

今はそのプラグインを使っても正直bubbleでのネイティブアプリ化は簡単ではありませんが、今後も多くのプラグインは出てくるかと思いますので、いずれwebアプリもネイティブアプリもbubbleのみで十分と言われる時代が来るかもしれません。

Zeroqode

Zeroqode

このアプリは2016年にCodeFreeとして設立されました。 Bubbleを用いたAirbnbクローン作成講座をはじめ、 ノーコードでのアプリ構築の学習コースを提供しています。

その2年後にはZeroqodeに買収され、今の形式になりました。Zeroqodeは多数のBubble用テンプレート・プラグインを提供しており、bubbleに非常に知見のある会社です。

bubbleを使ってノーコード専用の学習プラットフォームを開発していたら、bubbleに特化した会社に買収される、とはなんとも夢のある話ですね。

現在はbubbleのみならず、様々なノーコードツールの教材が公開されています。

AppDuJour

AppDuJour

AppDuJourは、レストラン検索サービスです。食べログのような機能をもっています。

決済サブスクリプション機能もついていて、レストラン側は月額料金を払うことで、独自にユーザーにリーチをかけることができ、レストランのデジタルマーケティング戦略に活用することができるサービスとなっています。

開発者の話によると、プロトタイプがないことで資金調達が困難であったため、ノーコードツールを選定したそうです。構想から約7ヶ月というスピードでリリースされました。AppDuJourもノーコードツールならではの速さを生かした開発事例となっています。

Award Pool

Award Pool

e-Sports管理アプリです。アプリ内ではプロチーム内の賞金・スケジュール等の管理、実績からの、プレイヤー同士の勝敗予測などができます。

デザインが素晴らしく、bubble公式でも紹介されています。

このサイトがどのようなプラグインを使っているかは公言されていませんが、おそらく多数のプラグインを使って開発されていることが想定されます。

例えば、このサイトは試合のビデオ中継もすることができるのですが、これらはDiscordやZoomなどのビデオ系サービスのプラグインを使っているでしょうし、決済機能はStripeのプラグインを用いていると考えられます。

Bubbleのプラグインは、既に1,000以上あり非常に充実しています。bubbleがよく使われる理由の一つに、ボタン一つで外部サービスが簡単に使えるようになるということがあげられますが、このサイトはその点を非常にうまく利用した例となっています。

もちろん外部サービスとの連携も通常のコーディング開発でもできるのですが、APIの仕様から確認したりなど手間がありますし、どのようにAPIをつなぐのか(例えばaxiosを使うのか、gRPCを使うのかなど)だけでも大きなプロジェクトの場合は選定に時間がかかりそうです。

bubbleを使うとその点ボタン一つでつなぎ込めるので、その分デザインに注力することができます。

まとめ

ノーコードでは大したことができないと思われがちですが、海外では運営だけでなく、資金調達した例や売却した例も多くあります。

今までは多額の開発コストを費やしていくことでないと開発できない、社内に開発リソースがないとできない、と思われていたサービス開発が非常に低コスト・少ないリソースで実現できる可能性が身近になりつつあります。

今後はより様々なジャンルのノーコードツールによる事例が増えていくと思われます。

bubbleは最初の学習こそ他のノーコードツールと比べると時間がかかりますが、慣れていくことでプラグインも充実していますし、テンプレートも多くあります。機能の充実したアプリを作りたい場合は勉強しておいて損はないでしょう。

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