近頃ノーコードによるニュースが多く流れるようになりました。ただ、どのノーコードツールを使えば良いのかわからない人も多いと思います。
そこで今回は作りたいものごとにおすすめのノーコードツールをご紹介します。
複雑なWebアプリを作りたい場合
例えばマッチングアプリやUberのような少し複雑なwebアプリを作ろうとした場合におすすめなのはbubbleというノーコードツールです。
bubbleでは、複雑なデータベース設計はもちろん、細かなUIの設定も行うことができます。
海外ではbubbleを使って作られたアプリの事業売却も盛んに行われており、世界的に見てもよく使われているノーコードツールの一つです。
ただし、ノーコードとはいえどbubbleの操作は初見では難しく、学習コストがそれなりにかかるのがデメリットです。
とにかく簡単にアプリ(PWA)を作りたい場合
ノーコードツールを使ってとりあえず簡単にアプリを作りたいという場合はGlideがおすすめです。
Glideは、Google スプレッドシートを埋めるだけで簡単にアプリを作ることができるツールです。
最初からテンプレートも多く用意されているので、初心者やノーコードをとりあえず試してみたいという人におすすめです。
モバイル向けのアプリ開発に向いており、簡単にPWA化を行うことができます。
その一方で、パソコンで見る場合でもパソコン用に画面を広げたりすることができないので、例えば掲示板など情報量の多いアプリには向いていないでしょう。
ネイティブアプリを作りたい場合
ネイティブアプリを作りたい場合は、adaloというツールがおすすめです。
上述したbubbleでもネイティブアプリを作ることはできますが、元々がwebアプリを作るために開発されたツールということもあり、ネイティブ化のためには複雑な操作が必要です。Glideでは簡単にネイティブアプリ化を行えますが、データベースがスプレッドシートなので、作れるアプリの種類に限りがあります。
その一方、こちらのadaloでは、複雑な設計のアプリでも簡単に作ることができます。
最近ではSPOTTOというadaloで作られたアプリが買収されたことで注目を集めました。
adaloではデスクトップ用にwebアプリも作ることができますが、一つの開発画面でデスクトップ用とモバイル用のアプリを作ることはできないのでレスポンシブが必要なwebアプリの場合は二つの開発画面を作成する必要があり、少し手間かもしれません。
webサイトを作りたい場合
複雑なアプリとかは必要なく、ランディングページや、ポートフォリオサイトなど、とりあえずwebサイトがほしいという場合はSTUDIOがおすすめです。
STUDIOでは直感的な動きで簡単にwebサイトを作ることができます。テンプレートも豊富なので、デザインがわからないという場合でもテンプレートを編集するだけで自分のwebサイトができます。
また、公式へチャットで問い合わせることができるので、実装方法がわからない場合はチャットをして簡単に聞くこともできてサポートが非常に手厚いです。
作業効率をアップするツールを作りたい場合
特別なUIなどは必要なく、作業効率をアップするようなツールを作りたい場合はAirtableがおすすめです。
Airtableはクラウド型のデータベース系のノーコードツールです。
操作はスプレッドシートと同じような感じで使うことができるのですぐに慣れるでしょう。
例えば請求書が送られてきたときに自動でデータをまとめたり、意見箱などを設置してそのデータをまとめる、というような事ができます。
他のノーコードツールとの連携も簡単にできるので、利用の幅は広いです。
まとめ
上記のノーコードツール以外にも、世界にはたくさんのツールがあります。
ノーコードツールを使うことで、今までは業者に依頼するしかなかったアプリ開発なども個人で開発できる時代となりました。
複数のツールを連携して使うこともできるので、身の回りのちょっとした不便を快適に変えるようなツールを作ってみると面白いかもしれません。